ご相談者の声・実績

実績
リハビリ施術により骨折し死亡した事例

有料老人ホーム入所中に、外部の訪問リハビリテーションサービスを受けていた際に大腿骨を骨折し亡くなられた事故について、裁判で和解が成立しました。
座位が安定しない中、端座位で施術を行っていたのですが、ご本人が倒れそうになった時に、大腿部を上から押さえつけて、ボキッと骨が折れたという事故でした。
大腿骨を骨折すると大量出血するのですが、この方も大量出血して輸血を要する状態となり、なんとか手術に持ち込めましたが、手術直後に大量出血のため亡くなられました。
この事案では、施術者が大腿部を直接押さえて骨が折れており、過失は明らかだと思われました。また、大腿骨骨折から数ヶ月以上経過して誤嚥性肺炎で亡くなったような事案でもなく、骨折による大量出血が直接原因となって亡くなっていることから、因果関係も認められると考えられました。そこで、訴訟提起した方が解決は早いのではないかと考え、すぐに訴訟提起しました。
しかし、訴訟提起後、コロナの影響もあってか、被告側の主張が遅々として進まず、最終解決までにかなり時間がかかってしまいました。
最終的には、裁判所の和解勧試に被告も応じる形となり、過失と因果関係が明らかに認められる前提の十分な賠償額で和解することができました。
もっとも、ご遺族としては、事故について謝罪してもらいたいという強いご要望があり、裁判所と協議しながら、なんとか事故について謝罪と受け取れる文言を入れることができました。
謝罪をしてほしいというご要望は比較的多いのですが、その実現はそれほど簡単ではありません。裁判という手段だったからこそ、可能だったと考えています。

ご相談者の声
介護事故 「裁判上の和解で、遺族の気持ちを反映した結果となりました。」

遺族の気持ちを反映した和解となり感謝しています。

母(89歳)がリハビリの施術中に施術者により骨折を負わされ、最終的に死亡しました。
母は要介護4で寝返りも打てない状況でした。にもかかわらず、ベッドで足を床につく状態で座らせ、手すりを持たせての施術中、母が右側に倒れそうになり、施術者が母の左ひざから大腿部を押さえたため、左大腿部の中心部分で骨折。手術以外の治療方法が無いため手術を実施しましたが、出血が止まらないなどの術後経過が悪く、亡くなりました。
施術者が倒れても大丈夫なように予防措置を取らなかったこと、大腿部を押さえたことなど、施術者の判断に誤りがあると思えるのに、施術は適正だったと言い張り、話に応じないという状況でした。

医療事故による法的な相談はネットでも多く見られましたが、介護事故の相談先はなかなか見つかりませんでした。そうした中、甲斐みなみ法律事務所が介護事故相談をされていることを見つけました。

遺族としては、謝罪と施術担当者への懲罰を求めており、実際には難しいというお話も、当初からお聞きしていました。しかしながら、膨大な介護記録や、手術経過のカルテなどを検証いただき、施術者の対応に不備がある点などをまとめていただきました。また、最終的に書面のみによるものでしたが、和解書面内に謝罪内容を盛り込む努力もしていただきました。

相談から約2年間にわたって、遺族の気持ちをくみ、寄り添いながらある程度納得のできる結果を導いていただけたと感謝しています。ネット検索ではありましたが、優良な弁護士の方に相談ができてよかったと思います。
(大阪市 I様・M様)

実績
入所中の施設で不適切な薬の投与があり死亡した事例

 入所中の介護老人保健施設で,施設の医師が不適切なワーファリン投与を行ったため,肺出血で死亡した事例につき,大阪地方裁判所で調停が成立しました。
 この事例は,介護事故というよりは,入所中の介護施設において,医師が行った治療の是非を問うものでしたので,むしろ医療過誤の範疇に入るものといえます。
 医療過誤については,過失の判断が医学的知見を前提になされるため,より慎重に判断する必要があります。しかし,本件では,当該医師の処方は,ワーファリンの添付文書における注意事項を遵守せずに行ったものであり,過失が認められると考えられたため,大阪地方裁判所の医事集中部に調停申立をし,責任がある前提での調停が成立しました。
 入所中に,家族が知らない間に薬が処方されていたということはよくお聞きします。責任追及をするためには,医師の処方の過失や,その過失と結果との因果関係が立証できることが必要ですが,薬関連の事故も介護施設では起こりえます。

実績
入所中の施設で入浴介助の際転落し死亡した事例

 入所していた施設で,入浴のため,浴槽内からストレッチャーに移乗させる際に,移乗先のストレッチャーのブレーキがかかっておらず動いてしまい,利用者が転落して死亡した事件で,裁判を提起した上で,訴訟上の和解が成立しました。
 この事例では,施設側も過失を明確に争っていないようでしたが,損害額について争いがありました。損害額についての争いであれば,訴訟提起をした方が解決が早いと思い,速やかに訴訟提起しました。
 年金受給者の逸失利益については,生活費控除率をどの程度にするかなどが問題となることがありますが,お亡くなりになられた方の実際の生活費(施設利用料等)の実績から,生活費控除を一般の事案より少なくすべきであることの主張立証を行い,さほど時間がかからずに,当方の要求水準通りで和解が成立しました。
 

ご相談者の声
介護事故 「裁判で責任を認めさせることができました」

介護事業の中でも少数であろうと思いますが、母が訪問入浴の抱え上げ時に腰椎圧迫骨折をした事故でお世話になりました。
当初は自分で対応していましたが、相手方には弁護士もつき,無過失を前提にわずかな解決金を提示したまま、示談交渉に応じなくなりました。困り果てた末、介護事故の取扱実績があった甲斐先生に依頼しました。
しかし、相手方はなおも示談交渉に応じなかったので、裁判に移行した上で、有責と後遺障害が認められる内容での和解を導き出していただきました。
受任の可否を判断するまで何度も時間をかけて丁寧に聞き取りをして下さったので、裁判になっても安心してお任せできましたし、打ち合わせや書面作成、期日報告も円滑に処理していただいたので、大変感謝しております。
(兵庫県 H・H様)

ご相談者の声
介護事故 「ウェブ会議での相談を重ね,示談が成立しました」

「介護事故」「弁護士」「損害賠償」などでネット検索すると、なかなか被害者(利用者)側の立場で相談できる法律事務所がヒットしません。もし介護事故の損害賠償の件で困っている利用者さんやご家族がこのページに到達できたなら、既に課題解決の見通しがたったと言っても過言ではありません。
 相談者である被害者(利用者)と加害者(老人ホームなどの介護サービス提供者)との紛争解決の着地点を話し合いでの合意で、と目標設定するならば、相談者の居住地が日本全国どこであっても物理的な距離はあまり障害になりません。甲斐みなみ先生の事務所は大阪ですが、東京の私とは、数回のネット会議(Zoomによる法律相談)とメールのやりとりを通じてご支援いただくことで、介護事故案件を収束させることができました。

以下簡単に本件の内容です:
[介護事故概要]
介護施設に入居中の私の母(要介護4)は歩行困難なため、ケアプランでは移動は「車椅子使用」となっていました。ところが施設職員による「手引き歩行」が実施され、これが原因で転倒し、大腿骨を骨折。救急搬送先病院で接合手術を行いそのまま入院となりました。約2ヵ月半のリハビリを経て退院し、元の介護施設にもどりました。
[甲斐みなみ先生への相談に至る経緯]
転倒事故後、一向に施設から損害賠償の話しがなく、こちらから問い合わせたところ、施設に損害賠償に関わる知識をもった職員がいないことが判明。当方も具体的な交渉の進め方が分からなかったので、熱血弁護士として有名な甲斐みなみ先生に相談することとしました。
[Zoom法律相談と示談交渉結果]
法律相談はネット会議(Zoom)でおこないました。回を重ねる毎に一般的な法律相談の枠をはみ出し、具体的、的確な示談交渉戦術の指南でした。施設側との毎回の交渉は自身で臨みました。甲斐みなみ先生とは都度事前にZoom戦略会議を開催し、必要な準備をしました。交渉は終始こちらのペースで進めることができ、話しをまとめることができました。当方の主張がいちいち尤もなので、先方にも十分納得してもらった上での合意となりました。

(東京都 T・A様)

実績
入所中の施設で転倒し後遺障害が残存した事例

 入所していた老健で転倒・骨折した事故に関し,無事示談が成立しました。
 介護事故の場合,共用スペースでの事故の場合はビデオに状況が録画されている場合もあります。このケースでは,ご家族の方が事故後に施設にかけあって,録画されたビデオを入手してくれており,転倒の状況がはっきりと確認できました。
 施設側と交渉を開始したものの,施設側の対応が非常に遅く,特に保険会社と施設の意思疎通がスムーズでないようで,なかなか話が進みませんでした。介護事故の示談交渉において,保険会社の対応や検討に時間がかかり,交渉がなかなか進まないケースは多く,この件も最終的には施設側に代理人が就任して,話し合いがまとまりました。
 移動が困難なご本人の意思確認を,ZOOMを用いて行ったのも,この件の特徴でした。
 介護事故の場合の後遺障害の評価は難しいのですが,後遺障害もある程度認めた上での示談成立となり良かったです。

ご相談者の声
「親身になってもらい,心強く示談まで乗り切れました」

 甲斐みなみ先生には、母の介護事故(転倒)に伴う損害賠償の件で大変お世話になりました。今年6月末に相手方が大部分の過失を認め、示談が成立しました。母も娘の私もやっと心の安寧を取り戻しました。
 甲斐先生、私共にお力をお貸しいただき本当に有難うございました。詳しく話を聞いて頂いた上で、親身なアドバイスと共に法令上の解釈(後遺障害)などについてもわかり易く教えて下さり、この間とても心強く乗り切ることができました。
 2018年8月、母は入所していた老健で転倒し右鎖骨を骨折しました。入浴のため介護スタッフの後を追いかけようとして急いだのかバランスを崩して転倒しました。お風呂誘導時の歩行見守りがありませんでした。実はその前年9月にも同じ入浴に向かう歩行中に見守りがなく転倒事故にあいました。その時はうちみ程度で済みましたが、『母は超高齢なので、十二分な歩行見守りをお願いします』に対し、『今後十分気をつけて、お風呂誘導時の歩行見守りを強化します。本当に申し訳ありませんでした』との回答で、介護職の専門家にお願いしているのでと安心しておりましたが、1年も経たず、同じ事故がおこり、今回は、右鎖骨骨折と診断され緊急入院となってしまいました。
 すぐに病院に連れて行ってほしいとの家族の要望も軽視され、それ以外にも施設側の対応に納得がいかないことが多くあり、事故の原因や対応について説明を求め話し合いました。転倒事故について非を認めながらもヒューマンエラーという姿勢に納得がいかず、これ以上、話し合いをしても埒が明かないと感じました。このままでは時間ばかりが過ぎ、うやむやになってしまうとの思いが日に日に強くなり、ストレスがたまってしんどくなっていきました。

 このままではいけないと一念発起し、何の知識も知り合いもありませんでしたが、介護事故の交渉を依頼できる弁護士の先生を探しました。最終的にはインターネットで甲斐みなみ先生をみつけました。HPに掲載された医療訴訟団でのご活躍や介護事故の事例など内容が充実してわかり易く信頼できると直感し、早速お電話で予約を取り面談して頂きました。その後お引き受けいただけるとのお返事をいただいたのが本当に嬉しかったです。
 甲斐先生から意外と時間はかかりますよと最初に言われたのを覚えています。やはり施設との交渉(ひいては保険会社)は時間がかかりましたが、2020年6月にやっと示談が成立しました。その間、コロナ禍の影響で面談もできなくなりましたが、甲斐先生から気持ちを汲んだメッセージをいただきました。また、定期的に送られてくるニュースレター「鳥の目虫の目」は先生の思いやご家庭の様子などが紹介されており、紙面は魅力が溢れていて、元気をいただきました。また法律の改正に関する解説もわかり易く興味深く読ませていただきました。お忙しい中でもこのように発信していただけるのはとても有難かったです。甲斐先生にお願いして良かった、感謝の気持ちでいっぱいです。
 本当に有難うございました‼

(神戸市 M.O様)

実績
重症心身障害者の呼吸状態が悪化したが,救急搬送が遅れ死亡した事例

 重症心身障害者の方が,施設にショートステイ中に呼吸状態が悪化し,その後死亡したケースで,裁判で実質的勝訴の和解が成立しました。解決までに実に4年もかかりました。
 この事案では,事故直後から,ご両親が頑張って施設側に事実経過を詳しく確認するなどしておられましたが,間もなく施設側からの応答がなくなりました。ご相談を受け,まず資料の確保からということで,証拠保全も行ったケースでした。
 異常が発見されてから救急搬送までに1時間もかかった事案であり,過失の点では問題ないと考えていました。しかし,死亡診断書記載の死因が実際の死因と異なるのではないかということなど,なかなか難しい論点もありました(ご相談者の声でも書かれている通り,解剖は実施されていませんでした)。
 裁判が非常に長くかかったのは,施設側が死因に関して医師の意見書を出すと言いながら,なかなか提出されないまま何回も期日が空転したことも関係しています。もう意見書の提出はされないまま,証人尋問に入るのかと思ったら,最後の最後で施設側から意見書が提出されました。その後は,こちら側も,協力してくださる医師の意見書を提出しました。すると,施設側もまた追加意見書を出すというような形で,意見書合戦となりました。
 最終的には,裁判所が,こちらの主張を全面的に認める和解勧告をし,和解が成立するに至りました。
 裁判で和解する場合には,判決とは異なり,金銭面の支払だけではなく,再発防止のための努力の条項が入ることもあります。今回は,施設側も同種事故の再発防止を約束するということになりました。長くかかりましたが,法的責任を認めさせ,再発防止のための努力をしてもらいたいというご両親の希望がかなう結果になって良かったと思っています。

ご相談者の声
「裁判は実質勝訴で終わったが,これからも再発防止の活動していきたい。」

 甲斐先生、広瀬先生、4年以上もの長い間お世話になり、ありがとうございました。
 長女は重症心身障害者であり,基本的には自宅で私たち親が介護をしていましたが,時々いくつかの事業所でショートステイを利用していました。2014年11月30日11時から12月1日の朝までの本当に短いショートステイ中に長女は心肺停止し亡くなりました。

 急な死に衝撃を受けて、呼吸がだんだん弱まって亡くなったというショートステイ先施設の話を,最初はそのまま信じてしまいましたが、その後いくつか疑問点が浮かんできたので、詳しい説明を聞こうと施設側にお願いしました。しかし、なかなか来てもらえなかえず、その間に救急搬送された病院で担当医の話を聞き、消防署から記録を取り寄せたりしました。
 事故後一週間たって施設の所長が看護師とともに説明に来ました。所長の話は長かったのですが、まとめると「病気のせいで急に容態が悪化した。救急車を呼ぶようにお母さんに何度もお願いしたのに聞いてもらえなかったので、救急車を呼ぶのが遅れて死亡した。」という内容でした。 しかし現場にいた看護師の説明は要領を得ず理解も出来ないので何度か家に来てもらって説明をもとめているうちに、最初聞いていなかった事実も分かってきました。
 いろいろ調べているうちに,長女の呼吸状態が悪くなって最初の異変を確認されてから,最終的に救急車を呼ぶまでに約1時間もかかっていたことがわかってきました。また,前日に長女が摂取した水分も不足していたことがわかってきました。

 私たちは、前日の介護が適切でなかったため体調を崩し、翌日に意識不明になって嘔吐物を誤嚥して窒息したのではないか。最初に異変を察知してからすぐに救急車を呼べば助かったはず、と思いました。事実をはっきりさせ、死亡事故を起こした責任を認め、再発防止策をとって欲しい、と施設側に要望しましたが、看護師が新事実を話しだした頃から施設側は面談を拒否し電話にも出なくなってしまいました。 また,施設側は、京都市へも「病気のために亡くなった」という事実に反する内容の報告書を提出しました。
 施設から事故の説明を聞く事ができなくなり、責任の追及も不可能になったので、知り合いを通して甲斐先生を紹介していただきました。それまでに施設に作成してもらった報告書や他の種類を持って行って、最初、刑事訴追したいと希望しましたが、証拠不十分で無理だという事で、民事で訴えることになりました。

 最初、勝つのは難しいと言われ、セカンドオピニオンを求めた他の弁護士事務所でも 無理と言われた案件でした。しかし、こちらの言い分を100%裁判官に認められた実質勝訴の和解となりました。粘り強く、相手の主張にひとつひとつ反論していただき、このような結果になったことを感謝しています。
 甲斐先生には、裁判で勝つためには争点を絞り有効な証拠を集めなければならない事と裁判の限界も教えていただきました。最後まで戦わず和解で終わらせた理由の一つです。

 裁判は終わりましたが、京都市との話し合いで事故再発防止を訴え、重症心身障害者で表現できなくても他の人たちと同様に感情があり知性がある事をみんなに、特に介護に従事する人たちに知ってもらうための活動をしていきたいと思っています。
 そして言い忘れましたが、亡くなった直後に検死や解剖をしてもらわなかった事は今でも後悔しています。警察に「検死しますか?」と救急病院のICUで聞かれた時に早く家に子どもを連れ帰りたい一心で断ってしまいましたが、死因を確かめる一番の証拠が失われてしまいました

(京都市 D様)

実績
施設の職員と衝突して骨折し,その後虐待を受けた事案

 介護施設の職員が入所者とぶつかって骨折し,その後痛みを訴える入所者に職員がナースコールを手の届かないところに置くという虐待行為をしていたケースについて,依頼いただいていから3年近くかかりましたが,ようやく解決しました。
 高齢者の方で,もともと歩行状態が良くない方が,骨折によってさらに歩けなくなることはよくありますが,そのような場合の後遺障害の評価は難しいものがあります。交通事故や労災事故の場合のように,一つの関節の問題ではなく,長期臥床等による筋力低下が影響することもあります。
 そのような後遺障害の評価の難しさも影響しましたが,相手方の施設職員がぶつかっての転倒事故であったにもかかわらず,示談交渉が遅々として進まず,仕方なく裁判所に調停申し立てをして解決しました。
 示談交渉がうまくいかない場合は,訴訟提起をした方が早いこともありますが,ご本人のご意向もあり,また本件では職員が衝突しての骨折ですから調停で話がまとまる可能性が高いという見込みで,調停という手段を選択しました。

ご相談者の声
「3年近くかかりましたが,最後まで尽力してくれました」

私の母は自立歩行できていましたが、肩と大腿骨に障害があり要介護認定をもらって、ある介護老人保健施設で生活をしていました。

ある日、施設の介護職員と廊下でぶつかり転倒しました。母は痛みを訴えていたのですが、3日後にようやく、施設の最寄りの整形外科を受診したものの、骨折はなしと判断されました。でも、母の状態は日に日に悪くなり、痛いと泣いてしまうほど悪化したので、もう一度、1か月後に、再度同じ整形外科を受診したところ、圧迫骨折しているけれど、いつ骨折したかはわからないと言われました。その後、母は、結局、車椅子になり歩行も出来なくなり、要介護認定も2から4に上がりました。

しかも、あろうことか、そのぶつかって母を転倒させた職員が、夜中に痛いと言ってナースコールを鳴らす母に対し、ナースコールを電灯の上に上げてナースコールを鳴らせないようにするという虐待行為までしていたのです。その虐待行為については市も調査に入りました。

骨折については、私が歩けなくなった母の状態を何とか少しでもよくしたいと思い、総合病院を受診させたところ、転倒の三日後のレントゲンの時点で既に骨折していると言われました。結局、最初に職員がぶつかって転倒した時点で、骨折していたことがわかったのです。

私は母の怪我と虐待行為で、損害賠償を求めて訴えようと複数の弁護士事務所に相談しましたが、なかなか上手くいきませんでした。そんな時、この事務所のことを知り力をお借りすることになりました。相手の対応が本当に酷く、職員がぶつかって転倒したのに、虐待までしていたのに、なかなか話合いが進まず、結局裁判所に調停を申立して、解決までに3年近くもかかりました。

母や私の為に最後まで尽力してくれ、本当に感謝しています。ありがとうございました。

(吹田市 H・K様)

ご相談者の声
「弁護士の的確なアドバイスに感謝しています。」

東京都 T・K様

検索サイトで介護事故に詳しい法律事務所を探して,ホームページを見て電話で相談を申し込みました。
約1時間の相談でしたが,非常に的確に,また丁寧に交渉の仕方を教えていただき,結果として相手側との交渉を非常にスムーズに運ぶことができたのは,請求内容に相手側も納得、理解ができるものだったからだと考えています。
交渉が難航したらあらためて弁護をお願いしようと思っていましたが,結果としてその必要もなくなり,早期に解決できましたことに大変感謝しております。

<相談した事案の概要>
母親が入所していた介護老人ホームで,入浴時の介助ミスにて母親が転倒し,大腿骨を骨折した。
老人ホームもミスを認めており,賠償責任を負うという姿勢であったが,どのように賠償請求をしてよいのかわからなかったので弁護士に相談した。
約1時間ほどの相談のみお願いし,具体的な請求の仕方や金額相場を教えていただき,ほぼその通りに請求した。
母親の治療終了(約1年)を待って,賠償請求を行い,先方はこちらの請求額通りに支払ってもらえた。
おそらく弁護士のアドバイスに従って行った請求が,相手側も納得ができる内容だったと思われたのでスムーズな解決が図れたものと考える。
弁護士の的確なアドバイスに感謝している。

実績
デイサービスで歩行訓練中に転倒し大腿骨骨折した事案

 デイサービスで歩行訓練中に大腿骨骨折した事案について,示談交渉をし,一定の水準で示談が成立しました。
 要介護状態にある高齢者が介護サービス中に転倒し,大腿骨を骨折をすることは,介護事故としては比較的多い類型の一つです。高齢者が大腿骨を骨折すると,既往症や体力の関係で手術ができなかったり,長期間寝たきりになることにより筋力低下等で歩行ができなくなったり,深刻な結果をもたらします。転倒をしたからといって,全ての事案で介護サービス事業者側に賠償責任が認められるわけではなく,賠償責任が認められるためには,事業者側に過失が認められることが必要です。
 本件は,過去に今回の事故と反対側の大腿骨を骨折し,手術をした後,歩行が不安定で杖歩行となっていたところ,デイサービス利用中にさらに転倒した事案でした。当該デイサービス事業所では,歩行訓練中に,ご本人が杖なしで歩行する場合には,手を引くという介護体制を組んでいましたが,事故当時の担当者は,手を引かずに,ご本人の前を歩いていました。その状態で,後ろから声が聞こえたため,ご本人が振り向いた際にふらつき,転倒したという事案でした。
 いつもと異なる介護実態であったことから,事業者側も過失は認めており,主として過失割合と損害額が争点となっていましたが,最終的には納得いただける結果に終わりました。

実績
サービス付き高齢者向け住宅において入浴中に溺死した事例

 サービス付き高齢者向け住宅(通称「サ高住」)において入浴中に溺死した事例について,相手方と示談交渉をし,それなりの水準で示談することができました。
 サ高住は,有料老人ホームや特別養護老人ホームとは異なり,介護サービスそのものは提供されませんが(介護保険を使わず自己負担であれば可能ですがあまり想定されていない),安否確認サービス等が提供される高齢者向けの住宅で,比較的要介護度の低い方の入居が予定されています。事業者側からは,有料老人ホームではなくサ高住であることから,事故の責任を否定する趣旨の主張もありました。
 しかし,本件では,入居前の見学時に,家族が,本人にめまい症があり過去にお風呂で転倒したことがあることを伝え,入浴にあたっての声かけ等安否確認をお願いしていたという事情がありました。また,本件では,比較的要介護度の低い配偶者と一緒に入居し,入居後の本人の入浴中は配偶者が浴室前で声かけ・見守りをすることとされていましたが,配偶者が入院することとなり見守りする人がいなくなったにもかかわらず,サ高住側での見守り・声かけ体制を検討・変更することなく,入浴中の見守り・声かけが一切されていない中で事故が発生し,面会に来た家族が第一発見者になったという事案でした。
 サ高住における介護事故は,もともと予定されているサービスが限定的であることから,法的には様々な論点が想定されます。しかし,本件のように入居時に伝えた情報や配偶者の見守りができない事情が生じたという一定の条件のもとで,事業者側も事故についての責任を認め,示談成立に至ったものと評価しています。

ニュースレターより
グループホームで誤嚥により死亡した事例

<示談交渉により解決>

介護事故(誤嚥)で死亡した事例につき,施設側と示談が成立して解決しました。

ご相談者様のご主人様は,10年ほど前に脳梗塞を患ってから体が不自由となり、家族の介護を必要とするようになりました。奥様は、ここ数年こそ訪問介護やショートステイも利用していましたが、約10年間ずっと自宅での介護を続けていました。

しかしながら、脳梗塞の後遺症のみならず認知症も進展してきたため、これ以上自宅での介護は困難と判断し、一昨年頃、思い切ってグループホームに入居させたそうです。
ところが、入居してわずか1ヶ月半後、ご主人様は、朝食摂取時に食物を誤嚥し、窒息して死亡してしまったそうです。

何故夫が死亡したのか、介護職員がきちんと見守りをしてくれていればこんな事故は起こらなかったのではないか、そもそも施設に入所させたのが間違いだったのか、様々な思いが奥様に錯綜する中、当事務所に相談に来られました。

まずは、介護記録一式を入手し、入居後の事実経過を調査しました。
すると、
①脳梗塞後遺症と認知症のため入居当時から食事時の見守りが必要とされていたこと
②入居直後にむせて飲み物が逆流したことがあり、食事時に一気に摂取しないよう見守り・声かけを強 化する必要があると周知されていたこと
③その後の介護経過でも、口の中に次から次へと食べ物を入れたり、口の中に食べ物が残り飲み込みが できないことが連日記録され、見守り強化が求められていたこと
④事故2日前のカンファレンスでも食事時の見守りを強化すべきと注意喚起されたことなどが判明しました。

これだけ誤嚥事故が予見できる事情があったにもかかわらず、適切な見守りをしなかったがために、恐れていた誤嚥による窒息死亡事故が生じてしまったのです。
まさに防ぎうる事故であったことが判明し、すぐさま施設側との示談交渉に入りました。
施設側も予見・回避できたはずの事故だと考えたのか、示談交渉は比較的スムーズに進み、ちょうど一周忌を迎える頃、損害賠償とともに今後同種の事故を起こさないよう努力することを誓約してもらい、無事解決することがででました。

家族だけで介護の負担を抱えるのではなく、第三者の介護サービスを利用するのは当たり前の時代になってきていますが、その反面介護事故も必然的に増えていくと思われます。
被害者が泣き寝入りすることのないよう、弁護士の受け皿も必要だと痛感しております。

ご相談者の声
「真実を明らかにし,示談で解決することができました。」

吹田市 T・S様

入居した介護施設にて,主人が誤嚥事故で他界しました。多くの不明点や疑問点があったものの,施設側は「過失はない」の一点張りであったため,真実が知りたいという思いと,主人の無念をなんとか晴らしたいという思いから,藁をもすがる気持ちで甲斐先生にお願いしました。

弁護士の先生というと,気位が高くて四角四面の,という先入観を持っていましたが,甲斐先生は全くそのようなタイプではなく,こちらの話や経緯を丁寧に聞いてくださり,どのような解決方法があるかも,法律に疎い私にも分かりやすく説明してくださいました。

結果的に,相手方から情報を開示してくださって,多くの事実を知ることができましたし,こちらの願いをくみ取って頂いた上で,示談交渉にてまとめて頂き,本当に感謝しています。

今後,介護事故の問題は日本中で起こってくると思いますが,なかなかそうした問題を取り扱ってくださる弁護士の先生はまだまだ少ないように思います。

今回は本当にありがとうございました。

ご相談者の声
「事故の解決だけでなく心のケアもしてもらいました。」

T様ご夫妻(寝屋川市)

日常生活の中で、法律事務所、弁護士、という言葉を身近に感じる人は少ないのではないでしょうか。私たちもそうでした、一年半前までは。

2年前のある日、私と夫は、いつものように、老人ホームに入居している義父に会いに行きました。いつものように部屋に行き、いつものように入浴中の義父をしばらく部屋で待っておりましたが、夫が「ちょっと風呂場のぞいてくるわ」と言ってスタッフルーム横の浴室へ参りました。しばらくして、顔色を変えたスタッフの方が私のところへ来て「お義父さまが倒れておられます。御主人がすぐ来るようにとおっしゃっておられます」と言われました。慌てて浴室にかけつけたときには、義父はすでに心肺停止状態でした。

浴槽内でうつぶせに浮かんでいた義父を夫が懸命に引き上げ、大量の水が義父の口から溢れる中、必死の救命措置をしながら救急車を待ち、病院で電気ショックによりかろうじて心臓は動き出しましたが、それから数時間後、義父は帰らぬ人になりました。

義父がなくなったあとに、病院の先生が夫に問われました「事故死にしますか、病死にしますか?」と。後になって考えれば、当然ながら事故死だったのですが、とっさに私達は、施設のことを考え、検死解剖のことを考え、警察が入ることで施設の入居者の方が戸惑われることを考え、「病死でお願いします」と言いました。死亡診断書は「誤嚥性肺炎」となっていました。その文字を見ながら、私は以前友達から聞いた話を思い出していました。

彼女は長い間、お義母さまを自宅で介護していました。日々の介護の大変さは私も同じだったので(私も義父とは17年同居し、その後に義父は介護付有料老人ホームに入所したのです)、私たち時々とりとめもない愚痴を話してはストレスを発散させていました。その彼女が、お義母様をショートステイにお願いして、夫婦で旅行に出かけられたのですが、その旅先で施設からお義母様が亡くなられたと連絡が入ったそうです。死因は「誤嚥性肺炎」。「でもね」と彼女は付け加えました。「私たちが旅行に出かけるときには、お義母さんは風邪もひいてなくとても元気だったのよ。それなのにどうして肺炎なんだろうって不思議だった」と。ただ、彼女の場合、小姑たちに責め立てられ(夫婦でお義母さまを預けて遊びにいってる間に死ぬなんて、かわいそうだ、ひどい、、といろいろ言われたそうです)、ご自身も罪悪感がある中、施設には何も言えずにそのまますべてを終わらせたということでした。

「彼女のお義母さまの本当の死因ってなんだったんだろうな」と、私は義父の診断書を見ながら、ぼーっと考えていました。

その後は慌しく通夜、お葬式をすませました。社長、施設長、スタッフリーダー数名が参列してくださいました。

ところが、その後施設からの連絡が全くありません。夫や義弟たちは「もうええやんか。十分親父も長生きしたし、ことを荒立てることはない」と最初は言っておりましたが、私は「これは事故だから、今後このようなことがないようにお願いするべきだ」と説得して、皆で施設に出向いて、今後の対応をお願いしました。と共に、私は今回のことをつぶさに書き留めることにしました。

その後も事故報告書の内容や様々なことをこちらからお願いして見せていただいたり、要望をお伝えしたりしましたが、いっこうに社長さんは来られません。ついに「社長に来てほしい」とお願いをして、亡くなってから約3週間後に初めて社長が来られました。しかしながら、こちらの思いがなかなか伝わらず、その後も何度も話し合いをしましたが「このようなことは初めてのことでどうしたらいいかわからない」というあやふやなお返事が多く、また、損害賠償の過失割合については、施設2対本人8という、ありえない数字を持ってこられました。義父の入浴時に見守りもなく40分近くもほったらかしだったにもかかわらず、です。私達はついに弁護士事務所に足を運ぶことにしました。この時点ですでに、義父が亡くなってから5ヶ月がたっていました。

とはいえ、弁護士事務所が沢山ある中でいったいどこにお願いすればよいのかと悩み、私の故郷の中学の同窓生である、あすなろ法律事務所の池田先生に連絡をいたしました。当時は甲斐先生もあすなろにおられ、介護事故については甲斐先生のほうがよく知っておられる、ということで、甲斐先生中心に池田先生も一緒に、まずは相談という形でいろいろとご尽力いただきました。そして、この事務所選択は正しかったということにすぐに気づきました。

弁護士はみなさん非常に優秀な方です。しかしながら、その人間性や能力は様々なようで(弁護士事務所に勤めている私の友人が「どの弁護士にお願いするかによって、雲泥の差がでるよ」と教えてくれていたのです)、その点において、甲斐先生、池田先生という、すばらしい弁護士にお願いすることができた私たちは、かなりラッキーだったといわざるを得ません。何がすばらしいかということを書き出すと、本当にたくさんありすぎて困るのですが、一言でいえば「人の心の痛みをわかってくださる」心の繊細さと、肝心なときには非常に頼れる信頼性と抜群の能力を持ち合わせておられるということです。

先生方に相談しながら、時には自分が持て余していた心の葛藤をときほぐしてくださったり、よくわかる形で言い換えてくださることで混乱していた気持ちの整理をつけてくださったり、と、先生方は今回の事故の解決だけでなく、私たちの心のケアもしてくださいました。

結局、施設との話し合いは行き詰まり、私たちは相談→依頼という形で、先生方に全面的に相手方との交渉をお願いすることになり、その後もいろいろありましたが、最終的には損害賠償額で双方合意して示談となりました。しかしながら、示談の条件として出した「話し合い」(これは施設を糾弾するものではなく、今後事故のないようにもっと改善する点があることなどを話したいという趣旨)については一切拒否されたままの結果となりました。本当は、そこのところが一番大切であり、話し合いを拒否されるならば裁判を、と、私達夫婦は考えていたのですが、義弟が金銭面のことなどを考えて反対したために、兄弟の関係にひびを入れてまで裁判をするのは、義父にとっても悲しいことだろうと思い、示談に応じました。

そして、仕事上では私たちと先生がたとの関係も終了しました。しかし、私たちは今後も施設への働きかけを続けてみようと思っていますし、今後の進展については甲斐先生にもお伝えしていきたいと思っています。また、甲斐先生も私たちのことをずっと気にかけてくださっていることと思います。これから先、おそらく甲斐先生に弁護依頼をするような大きな出来事はないと思いますが、いざというときには先生が大阪におられる、いつでも笑顔で迎えてくださる、という安心感は、私たちにとってかけがえのない財産です。

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